着物買取の基礎知識

着物の買取相場の目安は?注意点・査定基準も解説

今回は、着物買取の相場について解説します。

私の着物は、どのくらいの値段で売れるのだろう…?

査定額の目安は、着物を売るにあたって、必ず気になるポイントですよね。

この記事では、「着物の買取相場の目安」について、各品目の特徴とともに解説します。

また、「査定額がつきづらい品目」に関する注意点や、「着物買取での主な査定基準」についても詳しく解説します。

着物買取に絶対的な相場はない

結論、着物買取に絶対的な相場はありません。

「購入額の10~20%の値段が査定額になる」などという定説もあるものの、結局は、買取店のスタッフがあなたの着物を実際に見てみないかぎり、買取額は分からないのです。

というのも、着物の買取額は、「着物の年代」や「生地の状態」、「現在、買取の需要が高い品目かどうか」など、様々な要素をふまえて判断されるからです。

このため、あなたの手元にある着物について、「〇〇円で買い取ってもらえる」という明確な相場を出すことは困難なのです。

 

とはいえ、「自分の着物が、大体いくらほどで売れるのか」という点は、申込前に知っておきたいですよね。次の項目から、品目ごとの査定額の目安について解説します。

品目ごとの査定額の目安

着物の主要な品目について、大まかな査定額の幅をまとめました。参考までにチェックしてみましょう。

品目名査定額の目安
留袖(とめそで)3,000〜70,000円
振袖8,000~40,000円
訪問着・付け下げ2,000〜40,000円
紬(つむぎ)3,000~10,000円
小紋(こもん)1,000~10,000円
色無地3,000〜10,000円
和装小物数百円
管理人
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品目名をクリックすると、各品目の詳細説明に飛ぶことができます。

留袖(とめそで)

買取額の目安

3,000〜70,000円

留袖は、すべての着物のなかで最も格式の高い着物です。留袖は、「黒留袖」と「色留袖」に分かれます。

黒留袖

黒留袖は黒い着物で、裾に絵羽模様と五つ紋が入っています。

最も格式の高い礼装です。結婚式などの慶事(けいじ)の際に、既婚女性が着ます。

色留袖

色留袖とは、黒以外の色の「留袖」です。

黒留袖は既婚者しか着ることのできない礼装ですが、色留袖であれば未婚女性も着ることができます。紋の数は「1つ」「3つ」「5つ」があり、紋の数が多い色留袖ほど、格式が高くなります。

振袖

査定額の目安

8,000円~40,000円

振袖は、未婚の女性が礼装の際に身につける、袖丈の長い着物です。

現代では、成人式を迎えた女性が振袖を着るのが一般的になっています。

訪問着・付け下げ(つけさげ)

査定額の目安

2,000〜40,000円

訪問着とは、留袖の次に格式が高い着物です。留袖が正式な席のみで着用されるのに対して、訪問着は正式な場だけでなく、カジュアルなお茶会などでも使うことができます

また、留袖は裾に模様が入っていますが、訪問着では胸・肩・袖・裾に模様がついています。

 

付け下げも、胸・肩・袖・裾に模様がついている着物のことです。

プロであっても、訪問着と付け下げの違いを説明するのは難しい」とされています。ただし、一般的に付け下げは訪問着よりも落ち着いたデザインで、格式が低く、販売額も安いです。

このため、着物買取においても、訪問着に比べると付け下げの査定額のほうが低くなると予想できます。

紬(つむぎ)

査定額の目安

3,000~10,000円

紬とは、紬糸を先に染めてから生地を織って完成する着物です。また、縦と横の糸を交互に織る、「平織り」で作られている点が、紬の特徴です。

紬は、有名産地のものであるかどうかで、査定額が大きく変わります。

特に、大島紬・結城(ゆうき)紬・牛首(うしくび)紬は「三代紬」といわれています。他にも、以下のような紬は有名産地のものであるため、査定額も高くなります。

  • 小千谷(おぢや)紬
  • 長井(ながい)紬
  • 伊那(いな)紬
  • 天蚕(てんさん)紬
  • 群上(ぐじょう)紬
  • 大石(おおいし)紬

「有名産地の紬かどうか」という点は、着物についている証紙や、購入時の領収書などから確認することができます。もし、自分で判断ができなくても大丈夫。査定スタッフが識別をしてくれます。

小紋(こもん)

査定額の目安

1,000~10,000円

模様が繰り返し染められている着物が「小紋」です。コンサートや観劇など、華やかな場面で着用されます。

なお、小紋のなかでも、模様がとても小さく、一色に染められているものは「江戸小紋」と呼ばれます。

色無地

査定額の目安

3,000〜10,000円

色無地は、柄の入っていない無地の着物のことです。紋が入っている場合、紋の数によって格式が高くなります。

査定額の目安

3,000~10,000円

着物の帯には、大きく分けて3つの種類があります。袋帯・名古屋帯・半幅帯です。

帯の種類合わせる着物平均的な長さ平均的な幅
袋帯留袖・訪問着・振袖約4m30cm約31cm
名古屋帯小紋や紬約3m60cm約30cm
半幅帯浴衣などの簡易的な着物約3~4m約17cm

①袋帯→②名古屋帯→③半幅帯の順に格式が高いため、査定額も同じ順で高くなると考えられます。

和装小物

査定額の目安

数百円

簪(かんざし)やバッグ、草履などの「和装小物」も、様々な買取店で査定対象となっています。

ただし、これらの小物に、高い値段はつきません。1000円に達しないことが多いと考えましょう。

多くの買取店で「査定不可」とされているもの

ここまで、品目ごとに査定額の目安を解説しました。しかし、すでに紹介した品目であっても、条件によっては、そもそも査定をしてもらえなかったり、査定額が全くつかなかったりする可能性があります

下記のものは、「査定不可」または「査定額0円」になる可能性が高いのです。

  1. ウール・化学繊維の着物
  2. 汚れや傷みが激しい着物
  3. 喪服など、家紋付きの着物

以下、1つずつ解説します。

①ウール・化学繊維の着物

ウール製や化学繊維の着物は大量生産されており、希少性が低いため、値段がつきづらいとされています。

「英(はなぶさ)」など、化学繊維でも有名ブランドの着物であれば買取が可能になりやすいものの、基本的には、絹の着物でなければ値段がつかないと考えましょう

②汚れや傷みが激しい着物

買い取られた着物は、基本的に、そのままの状態で再販されます。つまり、「問題なく再販できる程度に、綺麗な状態か」という点が査定のポイントになります。

未使用品でなくても、また、多少の汚れ・損傷があっても、気軽に査定を依頼できる買取店は多く存在します。しかし、あまりにも状態が悪いものは、値段がつかない可能性が高いのです。

このため、「一般的に買取相場が高いとされている着物であっても、その生地の汚れや傷みが深刻な場合は、査定額がまったくつかない可能性がある」ということです。

③喪服など、家紋付きの着物

家紋がついている着物は、どれほどきれいな状態であっても、買取不可となりやすいです。家紋付きの着物として代表的なのは、喪服です。

家紋付きのものは、再販がしづらく、買取の需要が低いからです。

ただし、買取店によっては、家紋付きでも買取OKとしているところもあります。家紋付きの着物を売りたい場合は、申込時に念のため確認をしてみましょう。

④直接肌に触れるもので、中古のもの

長襦袢や足袋、下駄など、肌に直接触れる和装品は、「買取不可」または、「未使用品に限る」としている買取店が多いです。

高額査定の事例

ここまで、品目ごとの査定額の目安や、査定不可となりやすい品目について解説しました。

しかし、「大した値段はつかないだろう」「買い取ってもらえないかもしれない」と思っている着物でも、思わぬ高額買取が実現する場合があります。

次の表では、買取実績を公表している買取店において、高額な査定結果となった事例をまとめました。

バイセル

買取画像買取対象品買取額
紬(黄八丈)を含む着物数点¥210,000
袋帯(落款あり)や訪問着を含む着物数点¥170,000
越後上布や城間栄順の琉球紅型 を含む数点¥145,500
本場大島紬(証紙あり)を含む着物数点¥129,900
本場大島紬(証紙あり)を含む着物数点¥119,000
振袖や袋帯(落款あり)を含む着物数点で¥91,000
辻が花の付下げや袋帯を含む着物数点で¥38,000

『バイセル』は、年間問い合わせ数27万件を誇る大手業者です。着物をはじめとして、買取対象品は多岐に渡ります。

2019年の調査によると、「顧客満足度が高い出張買取」「価格満足度が高い出張買取」「安心して利用できる出張買取サービス」で2年連続1位を獲得しています。出張買取に強みがあります。

『バイセル』では、出張買取の他にも、持込買取・宅配買取も利用できます。

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福ちゃん

買取画像買取対象品買取額
久保田一竹 着物 一竹辻が花¥280,000
訪問日・付け下げ(大島紬など証紙付き)¥260,000
訪問着・付け下げ・小紋など作家物などまとめて¥208,000
反物(大島紬・結城紬など)¥198,000
訪問着結城紬、男性着物など¥174,000
訪問着作家物など複数¥172,000
小紋・付け下げ・訪問着(たとう紙付)¥140,000
色無地正絹 作家物¥100,000
訪問着・小紋(加賀友禅など)¥95,000
帯袋帯・名古屋帯など¥92,300
付け下げ・帯着物セット¥81,000
訪問着大島紬など複数¥71,000
帯名古屋帯など複数¥58,000
和装小物着物・草履・バッグ¥42,000
着物・和装小物帯留・簪・帯・着物などまとめて¥20,000

『福ちゃん』は、着物以外にも様々な品を買い取っている大手業者です。

着物は、『福ちゃん』が最も力を入れている買取商材です。利用者のうち90%の人が「買取価格」「商品知識」「対応」に満足しています。

『福ちゃん』では、出張買取・店頭買取・宅配買取のほか、遺品整理や遺品買取も行なっています。

さらに、画像を送信するだけで大体の査定額がわかる「WEB査定」「LINE査定」も実施しています。

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ザ・ゴールド

買取画像買取対象品買取額
佐波理綴れの帯と12マルキの大島などあわせて¥1,200,000
城間栄順の帯や辻が花の振袖などあわせて¥760,000
羽田登喜男や十日町友禅などあわせて¥720,000
紅花染の着物と牛首紬の帯などあわせて¥480,000
辻村寿三郎の帯や紬の着物など5点で¥148,000
紅花染の着物と人気の生紬の帯などあわせて¥95,000
祖母と母の若い頃の着物と帯¥5,400
タンスに眠っていたノーブランドの着物が¥3,600

『ザ・ゴールド』は、2020年2月の日本マーケティングリサーチで、「安心して自宅に呼べる出張買取サービス」「友人にもお勧めしたい買取専門店」「終活・生前整理、遺品整理もできる買取専門店」で1位を獲得しています。

様々な品を買い取っていますが、なかでも着物買取に強みがあります。着物の買取だけで10万件前後の実績があります

出張買取・店舗買取・宅配買取の3つの買取方法に対応しています。値段がつかなかったものは、寄付や処分のために無料で引き取ってもらうことができます。

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着物10(旧・ヤマトク)

買取画像買取対象品買取額
振袖100点以上¥1,356,200
作家物・振袖・袋帯¥540,000
人間国宝・訪問着・反物 計11点(人間国宝中心、作家物)¥230,800
人間国宝・袋帯・反物¥120,700
着物・反物¥51,000
単位着物・袋帯・半幅帯¥48,000

『着物10』は、年間10,000件以上の買取実績をもつ着物専門買取店です。

最大の特徴は、宅配買取の専門であることです。

査定料・送料・振込手数料・梱包キット代すべて無料なので、便利です(ただし、査定品の数の条件を満たしていないと、自分で箱を用意する必要があります)。

運営会社は、ブランドや貴金属の買取も運営しているため、着物以外のものをまとめて発送すれば、各専門のスタッフが査定をしてくれます。

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菊乃屋(きくのや)

買取画像買取対象品買取額
有名作家着物(たとう紙に入ったままの未使用)¥800,000
打掛(大量買取)¥300,000
訪問着(複数点)¥300,000
着物・帯まとめて¥200,000
着物・帯・和装小物複¥100,000
振袖一式(バッグ、草履)¥50,000
草履、バッグなどの小物(複数¥20,000

『菊乃屋』は、着物の買取専門店です。年間で、およそ10000枚の買取実績があります。女性の査定スタッフが多数在籍しており、各スタッフが着物の専門知識をもっています。

着物だけでなく、茶道具や掛け軸、陶器、彫刻なども買い取ってる点も特徴的です。

『菊乃屋』は、宅配買取のみの実施となっています。宅配買取では、無料の宅配キットを利用することができます。

なお、値段がつかなかった品は、希望の場合、『菊乃屋』が無料で引き取ってくれます。引き取られた着物は処分されたり、寄付やハギレに活用されたりします。

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八光堂(はっこうどう)

買取画像買取対象品買取額
初代久保田一竹 訪問着・帯一式「彩夢¥600,000
平良敏芭蕉布帯¥100,000
富林徳扇 訪問着¥50,000
龍村美術織物 彩絵間道 袋帯¥50,000
中村勇二郎 小紋菊¥30,000
翠山工房 訪問着¥30,000
六谷梅軒 江戸小紋¥30,000

『八光堂』は、創業40年以上の買取店です。100,000件以上のデータベースをもとに、適正な査定が行われています。

着物買取が主力ではなく、どちらかといえば骨董品・美術品買取に強みがある買取店です。しかし、着物に詳しい査定スタッフが在籍していますから、信頼性には期待できます。

出張買取で全国に対応しており、店頭買取は全国10箇所に拠点があります。

画像を送るだけで大体の査定額がわかるLINE査定も行なっていますから、「本格的な買取に入る前に、査定だけ受けたい」という方にも向いています。

公式サイト詳細ページ

高額査定の共通点

ここまで、主要な買取店における高額査定の事例を紹介しました。

どの買取店でも、有名作家の着物は、高額査定に直結していることがわかります。また、大量の着物をまとめて査定することで、合計査定額も当然高額になります。

次の項目からは、着物買取の査定基準について、詳しく解説します。

着物買取の主な査定基準は?

着物買取では、品目ごとに大まかな買取相場があるものの、当日に査定スタッフに見せない限りは、明確な査定額はわからないものです。

しかし、着物買取において、「各買取店のスタッフがどのような観点で査定しているのか」という点は明瞭です。

以下の主な判断基準をもとに一度、ご自宅のたんすに眠る着物を見つめてみると、「高額な査定となりうるか?」を予想することができます。

着物買取の主な査定基準

  1. 絹製であるかどうか
  2. 有名な産地・作家・呉服店の着物であるかどうか
  3. 生地の状態が良いかどうか
  4. 丈・サイズが大きいかどうか
  5. 証紙や付属品などが揃っているか

以下、1つずつ解説していきます。

①絹製であるかどうか

まず、着物の素材は買取のうえで大きなポイントです。

絹製の着物は、高額査定となりやすいです。

すでに解説したとおり、化学繊維やウール製の着物は大量生産されており、希少性が低いため、値段がつきづらいとされています。

②有名作家・有名産地・呉服店の着物であるかどうか

買取相場の低い着物の種類であったとしても、その着物が有名作家のものや有名産地のもの、有名呉服店のものであれば、高い価値が証明でき、査定額が高くなります。

有名作家の着物であるかどうか

有名作家による着物や、有名ブランドの着物は、高額査定の可能性が高いです。

下記の作家ものが、有名着物とされています。

  • 由水十久 (ゆうすい とく)
  • 久保田一竹 (くぼた いっちく)
  • 北村武資 (きたむら たけし)
  • 羽田登喜男 (はた ときお)
  • 木村雨山 (きむら うざん)
  • 喜多川平朗 (きたがわ へいろう)
  • 小宮康孝 (こみや やすたか)
  • 玉那覇有公 (たまなは ゆうこう)
  • 柿本市郎 (かきもと いちろう)
  • 上野為二 (うえの ためじ)
  • 与那嶺貞 (よな みねさだ)
  • 中村勝馬 (なかむら かつま)
  • 古賀フミ (こが ふみ)
  • 宗廣力山 (むねひろ りきざん)
  • 山田貢 (やまだ みつぎ)
  • 平良敏子(たいら としこ)
  • 志村ふくみ (しむら ふくみ)
  • 森口華弘 (もりぐち かこう)
  • 田島比呂子(たじま ひろし)
  • 青木滋芳 (あおき しげよし)
  • 川島甚兵衛 (かわしま じんべい)
  • 伊達弥助 (だて やすけ)
  • 北出与三郎 (きたで よざぶろう)

有名産地の着物であるかどうか

また、由緒正しい産地で作られた着物も価値が高いため、買取額も高くなりやすい傾向があります。

具体的には、以下のような着物が有名産地のものとされています。

  • 友禅
  • 江戸小紋
  • 絞り
  • 紅型
  • 大島紬
  • 本塩沢
  • 結城紬
  • 読谷山花織
  • 首里織
  • 琉球絣
  • 越後上布
  • 小千谷紬
  • 琉球紅型
  • えぞ織
  • 長井紬
  • 牛首紬
  • 伊那紬
  • 天蚕紬
  • 群上紬
  • 大石紬
  • 丹波布
  • 出雲絣
  • 久留米絣
  • 綿さつま絣
  • 八重山上布
  • 宮古上布
  • 芭蕉布
  • 琉球紬
  • 能登上布
  • 読谷山花織
  • 本場黄八丈
  • 本場久米島紬

有名な呉服店の着物かどうか

有名な呉服店で購入した着物は高額査定になる可能性があります。

購入時の領収書や、購入時に付属していた「たとう紙」などをもとに、有名呉服店の品かどうか判断できる可能性があります。購入時のものが残っている場合は念のため残しておき、着物とセットで査定に出してみましょう。

③生地の状態が良いかどうか

着物の生地の状態が良ければ良いほど、買取額は高くなる」というポイントは、着物買取の基本です。

「状態が良い」という判断は、次の2つの観点から行われます。

  • 未使用品に近いものかどうか
  • 年代が古すぎないか
  • 生地に汚れや傷がないかどうか

まず、未使用品、または未使用に近い品は、査定の際に評価が高くなります。再販がしやすいからです。特に、仕付け糸が付いたままの着物を高額で買い取っています。

仕付け糸」とは、着物の購入時に、袖口・襟口などに縫い付けられている糸のことです。

 

ただし、「未使用品でなければ売ることができない」というわけではありませんから、安心しましょう。もちろん、中古の着物の買取も行われています。

ただし、シミや傷みが深刻な着物は、どれほど由緒正しい着物であっても値段がつきづらくなってしまいます

また、買取店によっては「過去10年以内に製造された着物でないと買取ができない」としているところもあります。古い着物はどうしても生地が傷んでしまっているからです。また、「古いデザインの着物は、再販の際に需要がない」という理由もあります。

このため、着物の年代も大きなポイントであることがわかります。

④丈・サイズが大きいかどうか

丈が長く、サイズの大きい着物は、査定額がより高くなります。具体的には、身長165cm以上の着物が「大きめ」と判断されます。

買い取られた着物は、その後、再販されます。昔の人に比べ、現代人の身長は高くなっているため、丈の高い着物の需要が高くなっています。ですから、丈の長さは、買取において重要なポイントなのです。

また、「外国人観光客へのレンタルに着物が使われることが多い」という背景もあります。

⑤証紙や付属品などが揃っているか

証紙とは、着物の品質や産地を証明する紙のことです。証紙は捨てずに、また忘れずに、着物と一緒に査定に出しましょう。

証紙の有無によって、査定金額が倍以上変わってしまう場合があります。

また、付属の小物や上着など、着物についていたものがあれば、合わせて査定に出すことで、価値が上がることがあります。場合によっては、購入時の箱や収納袋など、付属品も揃えておくことが高額査定のポイントとなることもあります。

このように、査定スタッフは「付属品の有無」もよく見ています。

まとめ

以上、この記事では、着物買取における相場について解説しました。

着物の明確な相場は、実際に査定スタッフが見てみなければわかりません。しかし、査定の判断ポイントをふまえて査定されていることがわかりました。

管理人
管理人
最後に、査定のポイントをおさらいしましょう。
着物買取の査定基準

  • 絹製であるかどうか
  • 有名な産地・作家・呉服店の着物であるかどうか
  • 生地の状態が良いかどうか
  • 丈・サイズが大きいかどうか
  • 証紙や付属品などが揃っているか