今回ご紹介する着物買取店は、『きものおおば』です。
サービスの特徴や口コミでの評判などについて、詳しく解説します。
『きものおおば』の基本情報
- 着物問屋による買取
- 鑑定暦32年の専門スタッフが査定
- 出張買取・店頭買取・宅配買取に対応
『きものおおば』の基本情報をまとめました。時間がない方は、ここだけ押さえましょう!
買取方法 | 出張 | 店頭 | 宅配 | その他 |
---|---|---|---|---|
◯ | ◯ | ◯ | ー | |
買取エリア | 出張 | 店頭 | 宅配 | その他 |
関東中心 | 日本橋店で対応 | 全国 | ー | |
買取額の支払い方 | 出張 | 店頭 | 宅配 | その他 |
その場で現金払い | その場で現金払い | 銀行振込 | ー | |
手数料 |
|
|||
営業時間 |
|
|||
買取対象 | 着物・帯・和装小物 | |||
未成年からの買取 | ー | |||
運営会社 | 株式会社きものおおば |
きものおおばは、東京都日本橋に店舗を構える着物問屋です。査定歴32年のスタッフが着物を査定してくれます。
出張買取は、関東エリアを中心に実施されています。月に1度、関西にも出張を行なっています。
店頭買取は、日本橋にある本店のみでの実施となっています。宅配買取は全国から利用することができます。
『きものおおば』の特徴
続いて、『きものおおば』の特徴を詳しくご紹介します。
①出張買取・店頭買取・宅配買取の3つに対応
着物買取の方法には、主に「出張買取」「店頭買取」「宅配買取」の3つがあります。
- 出張買取:あなたの自宅に査定スタッフが来て査定をする方法
- 店頭買取(持込買取):店舗に品を持ち込み、査定してもらう方法
- 宅配買取:宅配で品を送り、査定してもらう方法
『きものおおば』では、上記すべての買取方法に対応しています。
出張買取の特徴
『きものおおば』は、関東地域を中心に出張を行なっています。月に一度、関西地方にも出張しています。
東京都・埼玉県・神奈川県から鹿児島県まで、様々な地域での買取実績が発表されているものの、具体的な出張地域一覧は公開されておらず、このため、出張買取に対応してもらえるかどうかは、査定内容とあなたのお住いの場所次第になります。まずは問い合わせが必要ですね。
店頭買取の特徴
『きものおおば』の店頭買取は、東京都中央区東日本橋の本店でのみ実施されています。
以下の点に気をつけましょう。
事前予約が必須
当日は身分証明書だけでなく、印鑑も必要
宅配買取の特徴
『きものおおば』の宅配買取は、全国から利用可能です。送料無料で受け付けています。
送付の前には、『きものおおば』に電話をして、査定内容について伝える必要があります。
②鑑定暦32年の専門スタッフが査定
『きものおおば』は、着物問屋が運営している買取店です。着物の販売も行なっており、着物の専門雑誌『美しいキモノ』にも度々掲載されています。
さらに、買取では着物鑑定歴32年のベテランスタッフが担当してくれるため、査定の正確性・信頼性に期待できます。
『きものおおば』の申込方法
『きものおおば』では、出張買取・店頭買取・宅配買取のどの買取方法を使う場合にも、事前申込が必要です。
公式サイト記載のフリーダイヤルか、申込フォームから申込を行いましょう。
『きものおおば』の買取に必要なものは?
『きものおおば』の買取には、下記のものが必要になります。
- 査定をしてもらう着物
- 本人確認書類
店頭買取では、このほか、印鑑も持参する必要があります。
必要なもの①査定をしてもらうもの
まずは、査定してもらう着物を用意しましょう。
『きものおおば』では、着物そのものだけでなく、草履・バッグなど和装小物も買い取っています。まとめて売れるものがないか、確認してみましょう。
必要なもの②本人確認書類
買取にあたり、着物だけでなく「本人確認書類」も必要です。
『きものおおば』では、次のものが「本人確認書類」にあたります。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
『きものおおば』の利用手順
特徴や申込方法、必要なものをおさえたところで、続いては利用手順を見ていきましょう。
出張買取の手順
電話またはメールフォームで、申込をします。査定品の内容や、お住いの場所をふまえて、出張買取が可能かどうかが判断されます。
また、問題なく出張買取に対応してもらえる場合は、出張買取の日時も決めていきます。
当日、「有効期限内の本人確認書類」が必要ですから、準備をしておきましょう。
本人を証明するものだけでなく、もちろん当日は申込をした「あなた自身」も必要です!
査定結果に満足できたら、査定金額をその場で現金で受け取ることができます。
店頭買取の手順
査定してもらいたい着物の内容・量を整理したうえで、電話またはメールフォームから申込を行います。
申込時、店頭買取の日時も決めます。
出かける前に下記の2つを確認しましょう。
- 査定してもらいたい品を持ったか
- 本人確認書類は持ったか
- 印鑑は持ったか
査定額に満足できたら、その場で現金を受け取りましょう。
宅配買取の手順
査定してもらいたい着物の内容・量を整理したうえで、電話またはメールフォームから申込を行います。
申込が完了したら、次は、梱包の際に同封する申込書を書きましょう。
公式サイトから申込書を印刷し、必要事項を記入します。
『きものおおば』では、専用の宅配キットサービスなどが実施されていません。このため、ダンボールの用意や集荷は自分で行う必要があります
集荷先の指定はないため、運送業者は自分で選ぶことができます。
宛先は以下の住所です。
〒103-0004
東京都中央区東日本橋3-6-6 パークビル1階
株式会社きものおおば
- 査定してもらいたい品を全て入れたか
- 本人確認書類のコピーを入れたか
- 記入済の申込書を入れたか
着物を高く売るコツ
せっかく『きものおおば』で査定に出すからには、できるだけ高い値段で買い取ってもらいたいですよね。
『きものおおば』の公式サイトでは、高額査定となりやすいポイントを特に紹介していません。ただし、どの買取業者を利用するとしても、ここから紹介するポイントは、高額査定のために重要な点となりますから、査定前にぜひ確認してください。
①絹製であることが基本
まず、着物の素材は買取のうえで大きなポイントです。
絹製の着物は、高額査定となりやすいです。
一方で、希少性の低い化学繊維やウール製の着物は、『きものおおば』では買取不可となっています。
②有名作家・ブランドの着物は高額買取のチャンス
有名作家による着物や、有名ブランドの着物は、高額査定の可能性が高いです。
下記の作家ものが、有名着物とされています。
- 由水十久 (ゆうすい とく)
- 久保田一竹 (くぼた いっちく)
- 北村武資 (きたむら たけし)
- 羽田登喜男 (はた ときお)
- 木村雨山 (きむら うざん)
- 喜多川平朗 (きたがわ へいろう)
- 小宮康孝 (こみや やすたか)
- 玉那覇有公 (たまなは ゆうこう)
- 柿本市郎 (かきもと いちろう)
- 上野為二 (うえの ためじ)
- 与那嶺貞 (よな みねさだ)
- 中村勝馬 (なかむら かつま)
- 古賀フミ (こが ふみ)
- 宗廣力山 (むねひろ りきざん)
- 山田貢 (やまだ みつぎ)
- 平良敏子(たいら としこ)
- 志村ふくみ (しむら ふくみ)
- 森口華弘 (もりぐち かこう)
- 田島比呂子(たじま ひろし)
- 青木滋芳 (あおき しげよし)
- 川島甚兵衛 (かわしま じんべい)
- 伊達弥助 (だて やすけ)
- 北出与三郎 (きたで よざぶろう)
③未使用品や、「仕付け糸つき」はポイントが高い
「着物の保存状態が良ければ良いほど、買取額は高くなる」というポイントは、着物買取の基本です。
というのも、買い取られた着物は、基本的に、そのままの状態で再販されるからです。つまり、「問題なく再販できる程度に、綺麗な状態か」という点が重要なのです。ですから、未使用に近い着物は需要が高く、査定額も高くなるのです。
特に、仕付け糸が付いたままの着物を高額で買い取っています。
「仕付け糸」とは、着物の購入時に、袖口・襟口などに縫い付けられている糸のことです。
④保存状態に気をつけよう
あまりにも状態が悪いものは、値段がつかない可能性が高いです。ですから、使用済の着物を売る際には、できるだけ良い状態で保存をしておくことが重要です。
多くの買取業者は、たとう紙に包んで保管することを推奨しています。
「たとう紙」とは湿気を防ぐための紙で、「文庫紙」とも呼ばれます。100円均一ショップで購入できます。1年に1回ほど替えるのがベストです。
また、着物の生地は傷みやすいため、電気の光や日光が当たらず、かつ通気性の良い場所で保管しましょう。
以下の2点にも気をつけましょう。
- 着物が複数ある場合、シワ防止のため、重ねすぎないことが重要。
- 脱いだばかりの着物はハンガーにかけ、風通しをしましょう。
⑤証紙もセットで査定に出す
証紙とは、着物の品質や産地を証明する紙のことです。証紙は捨てずに、また忘れずに、着物と一緒に査定に出しましょう。
証紙の有無によって、査定金額が倍以上変わってしまう場合があります。
特に、下記のような伝統工芸品の着物に「証紙」がついていると、高額査定の可能性が高くなります。
- 友禅
- 江戸小紋
- 絞り
- 紅型
- 大島紬
- 本塩沢
- 結城紬
- 読谷山花織
- 首里織
- 琉球絣
- 越後上布
- 小千谷紬
- 琉球紅型
- えぞ織
- 長井紬
- 牛首紬
- 伊那紬
- 天蚕紬
- 群上紬
- 大石紬
- 丹波布
- 出雲絣
- 久留米絣
- 綿さつま絣
- 八重山上布
- 宮古上布
- 芭蕉布
- 琉球紬
- 能登上布
- 読谷山花織
- 本場黄八丈
- 本場久米島紬
⑥丈の長さ・大きさも重要
丈が長く、サイズの大きい着物は、査定額がより高くなります。
買い取られた着物は、その後、再販されます。
昔の人に比べ、現代人の身長が高くなっているため、丈の高い着物の需要が高くなっています。ですから、丈の長さは、買取において重要なポイントなのです。
また、サイズの大きな着物は、小さいサイズに仕立て直して再販・レンタルできます。
したがって、「大は小を兼ねる」という観点でも、丈だけでなく、サイズ自体が大きい着物も、高額査定の可能性があります。
⑦セット品は揃えて査定に出す
付属の小物や上着など、着物についていたものがあれば、合わせて査定に出すことで、価値が上がることがあります。
場合によっては、購入時の箱や収納袋など、付属品も揃えておくことが高額査定のポイントとなることもります。
⑧有名呉服店での購入品は高額査定のチャンス
有名な呉服店で購入した着物は高額査定になる可能性がありますから、何か証明できるものがあれば、査定までに用意しておくといいでしょう。
たとえば、有名呉服店の「たとう紙」は、着物の価値の証明になる可能性があります。古くなってしまった「たとう紙」でも、刻印などがあるものは念のため残しておき、着物とセットで査定に出してみましょう。
『きものおおば』の運営会社
ところで、『きものおおば』はどのような会社が運営しているのでしょうか。詳細を表にまとめました。
会社名 | 株式会社きものおおば |
---|---|
所在地 | 東京都中央区東日本橋3-6-6 パークビル1階 |
事業内容 | 着物販売・買取 |
古物商許可番号 | 東京都公安委員会 第301051307236号 |
「株式会社きものおおば」の所在地は、本店の位置と一致しています。
『きものおおば』のメリット・デメリット
メリット・デメリットをあらためて整理したうえで、“どんな人に『きものおおば』の着物買取が向いているのか?”という点を明らかにします。
メリット・デメリット
- ベテランスタッフがいる着物専門店
- 買取方法の選択肢が多い(出張・店頭・宅配)
- 出張エリアは関東が中心、店頭買取も本店のみ
- 宅配買取の梱包キットサービスがない
『きものおおば』は、着物専門店です。査定歴32年のスタッフに着物を見てもらえるため、査定の正確性に期待できます。
また、出張買取・店頭買取・宅配買取の3つに対応しているため、自分の好みに合った買取方法を選ぶことができます。
ただし、出張エリアは関東が中心となっており、店頭買取も東日本橋の店舗のみでの実施となっているため、宅配買取以外は、利用できる地域が限られます。また、宅配買取にはダンボールの支給などがないので、梱包や集荷を自分で行わなければなりません。
『きものおおば』に向いている人、向いていない人
メリット・デメリットをふまえて、『きものおおば』に向いている人・あまり向いていない人を整理します。
- 専門性が確かな買取店がいい
- 関東在住
- 関東以外に在住
- 宅配買取の箱を自分で用意するのは面倒
『きものおおば』は、着物の販売・買取を行う専門店なので、「着物の専門知識が確実にある買取店に依頼したい」と考えている方におすすめです。ただし、出張買取は関東中心で、店頭買取は東日本橋の店舗での実施となっているため、関東在住でない場合は、やや利用しづらい買取店です。
宅配買取は、自分で箱を用意し、集荷も自分で行う必要があるため、この作業が面倒な場合は、宅配キットの支給サービスや、集荷サービスを行なっている買取店を検討しましょう。
『きものおおば』の口コミ
最後に、『きものおおば』を実際に利用した人たちの生の声をご紹介します。
査定の結果、9着すべてに値段をつけていただけました
まとめ
以上、この記事では、着物買取の専門店『きものおおば』をご紹介しました。
- 鑑定暦32年の専門スタッフが査定
- 出張買取は関東を中心に対応
- 店頭買取は東日本橋の店舗で実施
- 宅配買取は全国から送料無料で利用可能
着物買取店選びに迷ったら、本サイト認定の優良出張買取店をおすすめします。
優良買取店の出張買取なら… |
---|
|
ここからは、本サイトの独自の評価基準で★3.5以上を獲得した出張買取店を19選紹介します。